- 「パーキンソン病の症状」についての英語動画
- Pikamed message:患者さんへのインタビュー映像
「パーキンソン病の症状」についての英語動画
動画本編:パーキンソン病の症状とは? "What are the symptoms of Parkinson's Disease? - Ask the Experts"
時間は6分46秒です。
What are the symptoms of Parkinson's Disease? - Ask the Experts
動画作成者:ButlerHospital さん
動画の作成者は ButlerHospital さんです。
この作成者さんは、脳機能に関わる様々な病気についての動画を投稿されています。
実際の患者さんの映像や、診察時に患者さんにお伺いする問診など、現場に近い情報を見ることができます。医学教材という印象が薄いので、新鮮な感じがするのではないでしょうか。
チャンネルはこちらです↓
動画内の英語表現
( )内の数字は、その表現を含むフレーズの開始時刻です。
tremor (0:59-)
振戦・体の震え
bilateral (0:59-)
両側とも。ここでは「両手とも」
akinesia (1:53-)
無動
〜の変化を調べる (検査など) (2:07-)
so that we can keep track of how the patient is either improving or declining or keeping stable
診察 (2:07-)
visit:これで良いんだ。確かに。
drooling (3:05-)
「よだれが垂れる」という意味です。drool が涎です。
rigidity (3:49-)
固縮
cogwheel rigidity (4:02-)
歯車様固縮:詳しくは下記URLの4ページをご覧ください。
パーキンソン病の固縮には, 動かした際にギコギコとまるで歯車のように感じることがあります。このような状態を歯車様固縮といいます。
https://www.boehringer-ingelheim.jp/sites/jp/files/documents/patient_doc/parkinson_1.pdf
arthritis (4:12-)
関節炎
be stooped (4:35-)
かがんだ状態
micrographia (5:02-)
小書症
Pikamed message:患者さんへのインタビュー映像
患者さんへのインタビュー映像を見るというのは、普段の講義ではあまり経験しないことではないでしょうか。
私は、この動画で初めてパーキンソン病患者さんへのインタビューを見ました。まず頭に浮かんだ言葉は「悔しい」です。意外でもあったのですが、パーキンソン病患者の方が苦労することは、体の震えではなくむしろ動作の遅さで、シャツを着る・ボタンをかけるといった、私たちが無意識のうちに当然のようにしている動作が難しくなるということにあるそうです。当然だと思っていたことができなくなるという状況を想像し、無念さを覚えました。
特に、患者さんが小さい文字でしか文を書けない理由を明るい口調で話されているとき。どこか諦めや情けなさの混じったような笑いをお見せになったシーンに、悔しさが溢れました。
まだパーキンソン病の治療法は確立されていない現状では、心の底からこの患者さんが笑えることはないのかもしれない。しかしそれでも懸命に前向きに生きていらっしゃる。その思いに、私たちは応えたい。
「医学生のみんな、頑張ってくれよ。」
背中を押されたような気がしたのは、私だけでしょうか。